プロジェクトレポート(アフリカ)| セネガル共和国

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実施期間:2016年4月~2017年8月
工事概要:給水システム建設 5サイト
     深井戸建設 2井、既設深井戸改修 3井、高架水槽 5基(100?~200?)、
     配管 86km、機械室 5棟、管理人室 5棟、公共水栓 73ヶ所、
     家畜用水飲場 6ヶ所、荷馬車用水汲場 8ヶ所、
     公共トイレ 26ヶ所、手洗場 14ヶ所

給水施設が少なく、給水率が特に低い内陸部の3州で、合計5カ所の給水施設を建設し、公共トイレ・手洗場等の衛生施設を設置しました。
本プロジェクトにより、農村地域において安全な水・衛生サービスへアクセスできる人口が増加しました。これは、SDGs(持続可能な開発目標)の目標6「安全な水とトイレを世界中に」にも寄与しています。


高架水槽(中央)・機械室(左)・管理人室(右)

公共トイレ

手洗場

公共水栓

荷馬車用水汲場

家畜用水飲場

内陸部は砂漠気候が広がっており、乾季と雨季がはっきり分かれています

乾燥した茶色の景色が広がります

一面緑の世界に変わります

農村地域の住民にとって、雨は「恵みの雨」なのですが、私たち工事業者にとっては「悩みの種」です。その「悩みの種」の一つが、車のスタックです。

プロジェクト施工場所への道路はほとんど舗装されていないので、工事に必要な資機材を運搬するには道なき道を進むしかありません。雨季には短時間に大量の雨が降るので、道中に突如池や川が現れたり、見た目では気付かないようなぬかるみができていたりして、車の行く手を阻みます。

一度ぬかるみにはまってしまうと...

すました顔で馬車に乗り、何事もなく川を通り過ぎていく人も...

準備していた道具を使って脱出を試みますが、これがなかなか大変。でも、しばらくすると、どこからともなく村人が集まってきて手助けしてくれるのが常です。セネガルの人は本当に親切!

トラック搭載型の掘削機で
井戸を掘削します

井戸掘削後、水中ポンプで揚水していると
村人が水を汲みに集まってきました

井戸完成後は、高架水槽等の給水施設建設
足場に人がいるのが見えますか?
なかなかの高所ですよね!

配水管を通ってやっと農村地域まで届いた水
村人も現場に駆けつけて大喜びです

会場では村人の皆さんから熱烈な歓迎を受けました

村人たちが、新たに水道が通った村のネームプレートに施設への感謝のメッセージを書いて出迎えてくれました

村人が踊りを披露!

式典の様子は現地テレビ局の取材を受け、全国放送されました


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